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2007/05/30

更級日記

先日、遠い親戚(祖母の葬儀で会っただけだ)から本をいただいた。
精進落としの席で私が虫が好きだとかいう話をしたらしい。
ひとから本をいただくなんて子供のとき以来で、いや嬉しいもんですね。

ファーブル昆虫記の全訳文庫版のうち第一巻と、ファーブルの足跡をたどったドキュメントハードカバー、そして更級日記・堤中納言物語のハードカバー。ファーブルはともかくなんで古典かというと、堤中納言物語にはかの「虫愛づる姫君」が収録されているからだぞ。

頂き物といっても中古もいいとこな日焼けっぷりで。うち一冊に至っては図書館の払い下げで、図書館のナンバーが貼ってある・・・Dsc00318
ぜんぜん好きですこういうの。全く没問題。

いやこういうことでもないと古典になど滅多に手が出ませんので、大変よい機会をいただいたものだと感謝感謝!

更級日記超おもしれー!!

千年前からオタ女はいたのですね!

菅原のお嬢さんの回想録なんですが、いやもう。13歳の女の子時代、小説というものを知って「京の都にたくさんあるらしい、読みたい読みたい ああ全部読みたいですぅ〜!!」なんて焦がれまくってるとこがスタートなんですよ。
念願の「源氏物語」全54帖を手に入れて んっ きゃぁあああ〜〜!(><)になって朝から晩まで読み倒してたりしてんの。まさに引きこもり。

「も〜この至福、たとえようもないわ! 女の最高の幸せだという皇后の座すら問題にならないっ!」 

物語の一節がそらで頭に浮かぶようになっちゃったとか言って
現代のヲタ女となんら変わらぬ萌え状態です。

当時、本なんてものは全部手書きで書き写してたわけで、そうおいそれと手に入るものじゃないですよ。
「読みたくてたまらない。あのひとが持ってるのを貸して欲しいけど、そんな親しくないし。あー…。つてを頼ってえいっ!手紙書いちゃえ(><)貸してくださいっっ!!」

成人したら「宮仕えに出たけどそんな一生懸命仕事出る気ないし。たまに顔出して、なんか目だたなくていいことやっておこ」だし、結婚する段には「映画みたいな恋をするはずだったのに」とか、いい年になっても道中に「あ、ここって薫さまが浮舟の君を住まわせたとこだわ」なんて

とにかく千年前とは思えない! なにこの共鳴感!
私もいまだに新宿行くと「あ、ここメフィスト(菊地氏の魔界医師ね)が歩いてったよな」とか思うもん! 十代の思い入れってきらきらしてんのよ!


現代に生きていたら、なんて思いを馳せずにいられないです。
文字ってすばらしい。
こうして、過去に生きた人の記憶が遺ってる。

貴女に会えて、なんか嬉しいよ・・・。

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